普通に入浴するだけでも、体を温め血液の流れをよくして疲れを解消するのに有効ですが、おふろの中に日本酒を入れて入浴することで、より全身の新陳代謝を活発にして血管を拡張し、血流が改善されます。その結果、血圧を安定させることができるのです。 日本酒ぶろの体を温めたり、血圧を下げたりする作用に関して、健康な男性を対象に、何も入れていないおふろ(淡水)と、日本酒を入れたおふろに入浴した後の、体内の温度を示す直腸温(直腸に温度センサーを差し込んで測定した温度)が、どのように変化するかを調べた実験があります。 この実験では、40度の高温浴では、淡水でも日本酒ぶろでも、体内温度の上昇に差が見られなかったものの、37度の比較的ぬるめのお湯では、淡水の場合、入浴20分後に37.2度までにしか体内温度が上昇しなかったのに対して、日本酒ぶろでは37.4度まで上昇することがわかりました。 このことからも、ぬるめの日本酒ぶろにゆっくり入ることは、体内温度を上昇させ、しかもその効果を持続させる効果があることが、おわかりいただけるでしょう。 日本酒ぶろに入ると、このような日本酒の温浴効果によって高血圧が改善されるのです。 普通の淡水ぶろでは、お湯の温度に関係なく、入浴後20分たつと、血圧は安静時の状態に戻るとされています。 しかし、日本酒ぶろに入ると、湯上り直後から最小血圧(正常値の目安は90ミリ以下)が下がり始め、上がってから20分経過した後も、安静時よりも血圧の低い状態が保たれるようです。 一般に下がりにくいのは、最大血圧(正常値の目安は140ミリ以下)よりも、むしろ最小血圧のほうだといわれているだけに、高血圧に悩む人は、是非日本酒ぶろを試してみるとよいでしょう。 日本酒ぶろは、日本酒の有効成分を皮膚から吸収するとともに、においの成分などを鼻から吸って体内に取り込むことになります。したがって、直接飲むよりも、アルコールの作用は、格段に穏やかです。 また、入れる日本酒の量も、お湯の量と比べると大変少ないので、アルコールが苦手という人にも安心して勧められる方法です。 なお、お湯の量を肩が少しでるぐらいの水位にしておくと、心臓への負担を軽減することができます。 【やり方】 浴槽に張ったぬるめ(約37度)のお湯に、日本酒を四合(約720ミリリットル)入れ、ゆっくりと約20分間入浴します。
|
|
|
||
| Copyright(C)2001-2004 MIKI-YA. All Rights Reserved |
||