黒ゴマには補血。補腎作用(血液を補い、腎の働きを高める作用)があり、血液をふやす、下半身を強化する、老化を防いで生命力を高めるといった効果があります。 こうした黒ゴマの優れた効能は、現代の栄養学でも注目されています。 黒ゴマの成分の約半分は、リノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸(脂肪を構成する成分の一種)であり、またビタミンEや、ミネラル分も豊富に含まれています。 リノール酸は、肥満の原因ともなる中性脂肪(ごくありふれた脂肪)が血管壁に付着するのを防ぎ、動脈硬化を予防する効果があります。老化は血管から始まるとは、よくいわれることですが、ゴマはまさに老化を防ぐ「丸薬」ということができるのです。 また、ビタミンEは「若返りのビタミン」としてよく知られており、全身の新陳代謝をよくして、末梢の血管を拡張し、血流をスムーズにしてくれます。 こうした優れた効果を持つ黒ゴマの成分に、日本酒を加えたのがここで紹介する黒ゴマ酒です。黒ゴマ酒は、老化現象の一つである白髪の予防・改善に効果を発揮します。 日本酒には体を温める作用がありますが、加えて、薬効成分を素早く、しかも体のすみずみにまで行き渡らせる効果があります。 黒ゴマ酒を毎日飲み続けることで、逃頭皮の血行がよくなり、髪の付け根の毛根やその周辺の新陳代謝が活性化されます。黒ゴマ酒は、白髪の改善・予防に役立つばかりでなく、抜け毛も防いでくれることでしょう。 ここで紹介するのは、一杯分の黒ゴマ酒の作り方ですが、あらかじめ数杯分の煎りゴマをすったものを用意しておくと、簡単に黒ゴマ酒が作れて便利でしょう。なお、前もってすっておいた煎りゴマは、早めに、できれば2、3日で使いきってください。 【材料】(一杯分) ・黒ゴマ…15グラム ・ザラメ…5グラム ・日本酒…100ミリリットル 【作り方】 (1)黒ゴマをフライパンなどに入れ、よく煎ってからすり鉢に移して、じゅうぶんにすりつぶします。 (2)すりつぶした黒ゴマと、ザラメをコップにいれ、そこに熱燗にした日本酒を注ぎ、よくかき混ぜてから、一日一回飲みます。できれば就寝前に飲むとよいでしょう。 ※お酒に弱い人は、日本酒をあらかじめ沸騰させておいて、アルコール分を少しとばしてから、使ってもかまいません。
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