| 日本酒の美味しい飲み方 日本酒は、先祖代々長い間にわたって、日本の風土で、日本人の英知によってはぐくまれ、愛されてきました。現代の生活でも、節目節目に日本酒を飲む機会があり、私たちの生活と切っても切り離せない関係にあるものといえます。 しかしひと口に日本酒といってもさまざまな種類があり、具体的にどういうものがあるかを知っている人は、案外少ないようです。今回は、製法別に見る代表的な日本酒の種類、おいしい飲み方、保存方法を紹介しましょう。 一般に米は白いほど良い酒ができるといわれます。つまり白米の精米歩合(精米とは、玄米の表層部を削ることで、精米歩合とは精米した白米の玄米に対する割合)を低くするほど、品質のよい酒ができることになります。 ちなみに、普通に食用とされる米は、玄米を90%から92%程度精米したものです。 また日本酒には、かつて特級、一級、二級という級別制度がありましたが、今では製造方法や原材料によって分類される特定名称酒と、一般の日本酒の二つに分類されています。特定名称酒は、大きく次の三つに分類できます。 【1】吟醸酒 原料、製造工程を特に吟味して作られた清酒です。現料米には、酒造好適米が使われ、精米歩合60%以下の精白米を使用したものです。独特のフルーティーな吟醸酒です。 冷やで飲むのが、最もおいしいとされています。 【2】純米酒 精米歩合70%以下の白米と米こうじと水だけを原料として作られた伝統的な日本酒です。 冷やかぬる燗(人肌程度)で飲むのが、一般的です。 【3】本醸造酒 精米歩合70%以下の白米、米こうじ、醸造アルコール、水を原料として作られた清酒で、香りや色沢が良好ものです。 冷やかぬる燗で飲むのが一般的です。 これらの特定名称酒をさらに細分化した大吟醸酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、特定純米酒、特定本醸造酒の五つを加えた、合計八つが特定名称酒の全種類とい うことになります。 日本酒には、特定名称酒以外にも、次のような種類のものがあります。 【4】生酒 日本酒は濾過したあとに加熱処理(火入れといいます)をして貯蔵され、熟成後、商品として出荷されるときに再び加熱処理されるのが普通ですが、いっさい加熱処理されていないものを生酒といいます。生ならではの新鮮な味と香りが特徴です。 冷やして飲むのが一般的です。 【5】生貯蔵酒 生酒同様に、加熱処理をしないで低温下で貯蔵され、出荷される前に一度だけ加熱処理されるのが、生貯蔵酒です。生酒同様、生の風味、香りが楽しめます。 【6】原酒 一般に、日本酒は加水調整といって、水を加えてアルコール分を調整してから 、瓶詰めなどをして出荷されますが、この加水調整をしないタイプの日本酒を原酒といいます。日本酒は加水をしないで貯蔵されるのが普通ですから、蔵元などのタンクに貯蔵されているものは、すべて原酒ということになります。 冷やや、オンザロック、冷水割りで飲むとおいしいでしょう。 日本酒は、直射日光の当たらない場所に保管するようにします。日が当たると品質が早く劣化し、嫌なにおいがしてくることもあるからです。 一般の家庭でいえば、冷蔵庫に保管するのが最もよいでしょう。特に、生酒や生貯蔵酒などは、必ず冷蔵庫に保管するようにしてください。
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