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【元気ですか?】 文/ミーナ
バンコクからバスで約4時間南に下った「ホアヒン」という町に来て、2週間経ちました。カーテンを開け放した窓から差し込む陽射しで部屋の空気が蒸し暑くなる頃目覚めると、海岸を20分歩いたところにある「ゴゴのレストラン」に向かうのが、この場所での唯一の日課です。
ゴゴは私のために、毎日、レストランで一番良い席をリザーブしてくれます。
旅先での親切を快く受け入れることを自分に許している私は、微笑で支払いを済ませると、その席に座って目の前の海を眺めるのです。
まもなくスタッフのゲスが「モーニン!ミーナ」と笑いながら、その日一杯目のお酒とブランチを運んでくれるでしょう。あるときはマイタイとフライドライス。ときにはピナコラータとサンドイッチ。雨季が終わってハイシーズンに入るタイの10月は、陽射しも湿気もほどほどで、昼酒を楽しむには良い季節なのです。
プーケットほど近代的なリゾートではなく、映画で話題になったピピ島ほど海がきれいではないホアヒンでは、ヨーロッパのリタイヤした老夫婦を良く見か
けます。私の隣に座っているご夫妻は、このレストランでだけのお知り会い。
朝の(昼の?)挨拶をかわしたあと、お互いに今日一日の幸せを祈り合います。
彼らの前にも、やはりリゾート特有のフルーツをあしらったカクテルが置かれています。はしゃぎすぎず、寡黙になりすぎず。人生をたくさん生きている人たちは、昼酒の楽しみ方もスマートです。
no woman, no cry....
世界では今日もいろいろなことが起こっているのに、昼間からお酒を飲みながらぼんやりしている自分を、少しだけ恥ずかしく思うのは、昼酒に酔ってしまったせいでしょうか。
everything's gonna be alright...
昼酒に酔いながらも、ボブ・マーレイと同じように祈っているといったら、あなたは多分、信憑性がないと笑うでしょうね。
あと少しでタイともお別れです。お土産はきれいに灼けた肌に残る水着の跡と
昼酒の徒然でいいかしら?

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